歯がボロボロでも、責めることはありません

山口県で「歯がボロボロ」のお悩みを抱え、長く歯科を遠ざけてきた方は少なくありません。萩のいまだ歯科医院では、これまでの経緯を責めることなく、お一人ずつの状態に合わせて治療計画を立てています。最初の一歩は、お話を伺うところから始められます。
受診をためらってきた方への当院の姿勢

「歯医者で叱られた経験がある」「口の中の状態が恥ずかしい」「あきれられるのが怖い」
こうしたお気持ちで受診を先延ばしにされている方は、山口県内でも珍しくありません。
いまだ歯科医院では、ご来院いただいたこと自体を歓迎しています。これまでの経緯を責めたり、過去の治療歴を問い詰めたりすることはありません。
医院の合言葉として大切にしているのは「ふっと肩の力が抜ける場所であること」です。歯科は「がんばって通う場所」ではなく、
笑顔でのんびり立ち寄れる場所でありたい。2003年の開業以来、その姿勢を続けてきました。
院長の今田 奨は日本歯周病学会に所属しており、長く受診を中断してこられた方の口腔の状態にも、落ち着いて向き合います。
「治せるところから」始められます
歯がボロボロの状態だからといって、すべての治療を一度に進める必要はありません。 最初の数回は、痛みのある歯やお困りの箇所への応急処置から始め、状態が落ち着いてから全体の治療計画を一緒に考えていく流れも選べます。「一度ですべて削られるのではないか」というご不安は、ほとんどの場合あてはまりません。 ご本人の心身のペース、ご家族の都合、お仕事の状況——そうした生活全体を伺ったうえで、無理のない順番を組み立てます。
歯がボロボロになる主な原因
歯がボロボロの状態に至るまでには、ご本人だけの責任とは言えない理由が重なっていることがほとんどです。この章では、当院でよく伺う4つの背景を整理します。
痛みを我慢して受診できなかったケース

歯の痛みは、「数日で消えることもある」という経験を持つ方が多いものです。痛みが引いたタイミングで受診を後回しにし、気づいたときには複数の歯に虫歯が広がっていた——というご相談を伺います。 歯の痛みが治まったように感じても、内部で虫歯が進行しているケースは少なくないとされています。
歯周病が進み、歯を支える骨が痩せたケース

歯がぐらつき始めたり、歯ぐきから出血が続いたりしている場合、歯周病が進行している可能性があります。 歯周病は、歯そのものではなく、歯を支える骨(歯槽骨:しそうこつ)を溶かしていく病気です。痛みが少ないまま進むため、気づいたときには歯を残すのが難しくなっていることもあります。 院長は日本歯周病学会に所属し、進行した歯周病の評価と治療計画の組み立てに継続的に取り組んでいます。歯周病が原因と思われる状態については、歯周病の進行と治療についてで詳しく整理しています。
生活環境・仕事の状況で通院が途絶えたケース

転勤・引っ越し・転職・育児休業など、生活の変化のなかで通院が途絶え、そのまま戻るきっかけを失った——というケースは多く伺います。 特に山口県内でも、お住まいや勤務地の事情で通いやすい歯科が変わった方からのご相談を承っています。「数年ぶりで気まずい」というお気持ちは、当院ではご来院の障害になりません。
ご家族の介護・育児を優先されてきたケース

ご家族の介護やお子さまの育児を優先するなかで、ご自身の通院を後回しにされてきた方も多くいらっしゃいます。 「家族のために動いてきた時間」を責める必要はありません。当院では、ご家族で通院しやすい体制づくりも続けており、土曜診療や平日18時までの診療枠を整えています。お子さま連れでのご来院についても、事前にご相談ください。
歯がボロボロのまま放置することで起こりうること
放置の期間が長くなるほど、お口の中だけでなく全身に影響が広がる可能性があります。この章では、受診を検討する材料として4つの観点を整理します。
噛み合わせが崩れることで起こる体への影響

歯を失ったり、複数の歯がぐらついたまま使い続けたりすると、残った歯への負担が偏り、噛み合わせ全体が崩れていきます。 噛み合わせの乱れは、肩こり・頭痛・顎関節の違和感などにつながることがあると指摘されています。状態には個人差があり、すべての方に当てはまるわけではありません。
歯周病菌と全身の関係

歯周病は、口の中だけの病気ではないと考えられています。糖尿病・心臓疾患・誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん:誤って気管に入ったものが原因で起こる肺炎)など、複数の全身疾患との関連が報告されています【出典案:日本歯周病学会 患者向け資料/要監修確認】。 口腔の管理は、ご自身の全身の健康管理の一部でもあるという考えで、当院では治療計画を立てています。
食べられるものが限られ、栄養と「一生美味」が遠ざかる
歯がボロボロの状態が続くと、噛むのが難しい食材を避けるようになり、食事の幅が狭まっていきます。柔らかいもの中心の食生活は、栄養の偏りにつながることがあります。
当院が掲げる「一生美味」という言葉には、一生おいしく食べられる人生を、口の健康から支えたいという願いを込めています。
笑顔への影響と、ご家族との時間

歯の見た目を気にして人前で笑えなくなる、写真に写るのを避けるようになる——というご相談も伺います。
医院の合言葉「Be Smile, Make Smile(笑顔で、人を笑顔にする)」は、ご本人が安心して笑顔になれることから始まります。ご家族との食卓やお出かけの時間が、もう一度楽しめる状態を目標に治療を進めていきます。
いまだ歯科医院の治療アプローチ
歯がボロボロの状態からの治療は、1本ずつ場当たり的に進めるのではなく、お口全体を見渡したうえで順番を決めることが要点になります。当院では、当院の治療の組み立て方を4つの観点で整理します
まずは口腔全体を見る、包括的な診査

初回のご来院時には、痛みのある箇所だけでなく、お口全体の状態を確認します。 具体的には、レントゲン撮影・歯周病の検査・噛み合わせの確認などを通じて、残せそうな歯と難しい歯、優先的に処置すべき箇所を整理します。診査の結果は、その日のうちにお伝えできる範囲でご説明します。
AI解析を活用した骨の状態の評価

当院では、パノラマレントゲンの画像をAIが解析し、顎の骨の状態から骨密度低下の兆候を評価する取り組みを導入しています。 重度の歯周病で顎の骨が痩せているケースや、年齢に応じて骨密度が下がってきている方の状態把握に活用しています。山口県内でこの仕組みを導入している歯科は限られているとされており、当院の特長のひとつです。
詳しい仕組みは、顎の骨の状態と全身の関係で整理しています。
まずは口腔全体を見る、包括的な診査

「もう抜くしかない」と他院で言われた歯であっても、当院で診査し直すと残せる可能性が見えてくるケースがあります。一方で、無理に残すことで周囲の歯に悪影響を及ぼす歯は、抜歯をご提案することもあります。 歯を失った箇所の機能回復には、保険診療と自費診療の双方に複数の選択肢があります。お一人ずつのご希望と費用感に合わせて、選べる範囲を一緒に整理していきます。
多数の抜歯や外科的処置が必要な場合の対応は、抜歯が必要な場合の口腔外科対応も参考にしてください。
費用と期間の目安
費用と期間は、お口の状態によって大きく異なります。この章では、保険診療と自費診療それぞれの目安をお伝えします。実際の金額は、診査後の治療計画書でお伝えします。
保険診療で進められる範囲
虫歯治療・歯周病治療・抜歯・入れ歯・一部の被せ物などは、保険診療の範囲で対応できます。
保険診療では、使える材料や治療回数に制限がありますが、機能回復という観点では多くのケースに対応可能です。前歯部の白い被せ物については、保険適用の選択肢もご用意しています。
自費治療を選ばれる場合の選択肢
審美性・耐久性・治療期間短縮を重視される場合は、自費治療の選択肢もございます。
よくあるご質問
これまでに伺うことの多いご質問を整理しました。記載のないご質問は、ご来院時または電話・WEBからお気軽にお尋ねください。
Q 一度に全部の歯を治療されますか
A ほとんどの場合、一度に全部を治療することはありません。痛みのある箇所への応急処置から始め、お口全体の計画にご納得いただいてから段階的に進めていきます。
Q 何回くらい通院が必要ですか
A 通院回数は、お口の状態と治療内容によって大きく異なります。一例として、複数本の治療と歯周病ケアを並行する場合、半年〜1年程度の通院になることが多いですが、個人差があります。
Q 痛みのある治療はありますか
A 治療中の痛みを抑えるために、麻酔の効きを確認しながら処置を進めます。それでも痛みに対する不安が強い場合は、事前にお伝えください。麻酔の方法や処置の順番を調整します。
Q セカンドオピニオンとして相談だけでも可能ですか
A ご相談のみのご来院も承っています。他院で「抜歯しかない」と言われた歯について、当院での評価をお伝えするケースもあります。最終的にどちらの医院で治療を進めるかは、ご本人にお選びいただいて構いません。
Q 家族にも内緒で進められますか
A ご来院や治療内容について、ご家族への連絡を当院から行うことはありません。診療室は周囲の視線が気にならない配慮を続けています。ご来院の時間帯やご予約名についてのご希望があれば、事前にお伝えください。



