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そのままで大丈夫?歯がボロボロを放置したときに起こること

 

そのままで大丈夫?歯がボロボロを放置したときに起こること

「歯がボロボロで恥ずかしい…」そんなふうに悩んでいませんか?

「人前で口を開けるのが怖い」

「歯医者さんに怒られそうで行きにくい」

「もう治せないんじゃないか…」

歯がボロボロの状態になってしまったとき、多くの方が不安や恥ずかしさを感じ、どうしたらいいのかわからずに悩んでいるのではないでしょうか。

「そもそもどうしてここまで歯が悪くなってしまったの?」

「今からでも治療できるのかな?」

「歯医者さんにはどんなふうに相談したらいい?」

そんな疑問や不安を感じている方のために、この記事では歯がボロボロになる原因や治療の選択肢、これからのケアについてわかりやすくお伝えします。

目次

歯がボロボロの状態を放置するリスク
歯がボロボロになる原因
歯がボロボロの状態を放置すると
歯がボロボロになる前にできること
まとめ
歯ボロボロでが気になる方へ|お気軽にご相談ください。

 

歯がボロボロの状態を放置するリスク

1. 歯の喪失

虫歯や歯周病が進行すると、最終的には歯を失う可能性があります。虫歯が進行すると、歯の内部にある神経まで達し、激しい痛みや感染を引き起こします。また、歯周病が進行すると、歯を支える骨が破壊され、歯がぐらつき、最終的には抜け落ちることもあります。

2. 治療費の増加

初期の虫歯や歯周病であれば、比較的簡単な治療で済み、費用も抑えられます。しかし、症状が進行すると、根管治療や抜歯、インプラントなどの高度な治療が必要となり、治療費が高額になる可能性があります。

3. 全身の健康への影響

口腔内の感染が血流に乗って全身に広がると、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病の悪化など、全身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。また、口腔内の炎症が慢性化すると、免疫力の低下や他の疾患のリスクも高まります。

4. 生活の質の低下

歯がボロボロの状態では、食事や会話が困難になり、日常生活に支障をきたします。また、見た目の問題から自信を失い、人前で話すことや笑うことを避けるようになるなど、精神的な影響も大きくなります。

【原因1】虫歯

【原因1】虫歯──甘いものだけが原因じゃない?

「虫歯」と聞くと、甘いものを食べすぎたときにできるもの、というイメージを持つ方が多いかもしれません。

もちろん砂糖は虫歯の大きな要因ですが、実は食べ物の種類だけでなく、食べ方や食べる回数が虫歯の進行に大きく影響します。

例えば、ダラダラ食べや間食の多さは、口の中が常に酸性状態になりやすく、歯の表面のエナメル質が溶け出しやすい環境をつくります。

この状態を放置すると、エナメル質の下にある象牙質まで虫歯が進行し、最終的には歯がボロボロになってしまう原因になります。

【原因2】歯周病

【原因2】歯周病──静かに進む「沈黙の病気」

歯周病は、プラーク(歯垢)や歯石が歯ぐきの境目にたまり、歯ぐきに炎症を引き起こす病気です。

初期段階では痛みや腫れが少なく、気づかないうちに進行するため「沈黙の病気」とも呼ばれています。

やがて炎症が進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け、歯がグラグラしてきます。

歯が抜け落ちる前兆として歯並びが乱れたり、隙間が広がったりするのも特徴です。

最終的には歯が支えを失い、ボロボロの状態になってしまいます。

【原因3】歯ぎしり・くいしばり

【原因3】歯ぎしり・くいしばり──ストレス社会の落とし穴

現代社会では、ストレスや緊張により、無意識のうちに歯ぎしりやくいしばりをしている人が増えています。

寝ている間や仕事中に無意識で行うことが多く、本人が気づかない場合も多いです。

この繰り返しの圧力が歯に大きな負担をかけ、ひび割れやすり減り、さらには欠けてしまう原因になります。

こうした歯ぎしり・くいしばりが続くと、歯の構造自体が弱くなり、ボロボロの状態になりやすいのです。

【原因4】噛み合わせのズレ

嚙み合わせのずれ

噛み合わせ(咬合)が悪いと、特定の歯に過剰な力がかかります。

例えば、上下の歯がずれて当たると、一部の歯だけに負担が集中し、すり減りや欠けが起こりやすくなります。

噛み合わせは本人には気づきにくいことも多く、実際には定期検診でのチェックが重要です。

放置しておくと、歯だけでなく顎関節症などのトラブルにもつながります。

【原因5】セルフケアの落とし穴│やりすぎ・やらなさすぎ

【原因5】セルフケアの落とし穴──やりすぎ・やらなさすぎ

「毎日きちんと歯を磨いているから大丈夫!」と思っていませんか?

実は、歯磨きのやりすぎ(力を入れすぎる)や間違った磨き方で、歯や歯ぐきを傷つけてしまう人も少なくありません。

逆に、歯磨きが1日1回以下だったり、フロスや歯間ブラシを使わなかったりすると、歯垢や食べかすが残りやすく、虫歯や歯周病が進行します。

正しいケア方法を知ることが大切です。

【原因6】口呼吸・ドライマウス

【原因6】口呼吸・ドライマウス

最近では、マスク生活やアレルギーなどの影響で、口呼吸やドライマウス(口の乾燥)が増えています。

口の中が乾くと、唾液による自浄作用が低下し、虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすい環境になります。

その結果、虫歯や歯周病が進行し、歯がボロボロになってしまうリスクが高まります。

気になる方は、口呼吸や乾燥対策も意識しましょう。

 

歯がボロボロの状態を放置するリスク

歯が抜けた状態を放置すると、口の中や身体にさまざまな影響が生じます。

1. 噛み合わせの悪化

歯が抜けたままにしておくと、隣接する歯が傾いたり、噛み合う反対側の歯が伸びてきたりして、噛み合わせが崩れます。

これにより、食事がしづらくなるだけでなく、顎関節に負担がかかることもあります。

2. 残存歯への過剰な負担

抜けた歯の機能を補おうとして、残っている歯に過剰な力がかかります。これが原因で、健康な歯が割れたり、歯周病が進行したりするリスクが高まります。

3. 顎の骨の吸収

歯が抜けた部分の顎の骨は、噛む刺激がなくなることで徐々に吸収され、痩せていきます。これにより、将来的に入れ歯やインプラントの装着が難しくなることがあります。

4. 発音や滑舌への影響

前歯が抜けた場合、空気が漏れやすくなり、サ行やタ行などの発音がしにくくなることがあります。これが原因で、会話に支障をきたすこともあります。

5. 見た目の変化

歯が抜けた部分の歯茎が下がったり、頬がこけて見えたりすることで、顔全体が老けた印象になることがあります。特に奥歯を失った場合でも、見た目に影響を及ぼすことがあります。

6. 咀嚼機能の低下と消化器への負担

歯が抜けたことで咀嚼機能が低下し、食べ物を十分に噛めなくなります。これにより、胃腸に負担がかかり、消化不良を引き起こす可能性があります。

7. 認知機能への影響

噛むことによる脳への刺激が減少することで、認知機能の低下や認知症のリスクが高まるとされています。

あわせて読みたい│口腔機能、実はこんなに大事だった!?健康寿命を延ばす秘訣とは?

 

歯がボロボロになる前にできること

歯がボロボロになるのを防ぐには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診が欠かせません。

歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使って歯垢をしっかり取り除きましょう。

また、ストレスをためすぎないことや、口呼吸の改善、唾液ケアも重要です。

少しでも異変を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

「大丈夫かな」と思ったときこそが治療のチャンスです。

まとめ

歯がボロボロになる原因は一つではありません。

虫歯、歯周病、歯ぎしり、噛み合わせ、セルフケア、そして現代人特有の口呼吸など、複数の要因が重なって進行します。

大切なのは、放置せずに正しいケアと治療を受けること。

健康な歯で、毎日の食事や笑顔を楽しみましょう。

歯が気になる方へ|今すぐチェック&ご相談ください

「歯がボロボロで悩んでいるけど、どこから始めればいいの?」

そんな方は、まずは歯科医院でお口の状態をチェックしてみてください。

当院では、虫歯・歯周病の治療だけでなく、予防ケアやセルフケア指導も行っています。

WEB予約やお電話でお気軽にご相談くださいね。

24時間Web予約受付中

この記事の監修者

医療法人和合会いまだ歯科医院 理事長 今田 奨

当院では初診のカウンセリングを大切にしています。患者さまが治療に対して不安を抱えている場合は、しっかりとお話を伺い、安心して治療に臨んでいただけるようサポートしています。お困りの方はお気軽にご相談ください。

【経歴】
平成9年3月 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
第90回歯科医師国家試験合格
5月 愛知学院大学歯学部附属病院臨床研修医
愛知学院大学歯学部歯科保存学第三講座(現在歯周病科)専攻生
平成10年4月 愛知学院大学歯学部歯科保存学第三講座非常勤助手
平成27年10月 愛知学院大学助教

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