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えっ…大人になって歯並びが悪くなる⁉︎その理由と対策を解説!

「あれ?歯並び、昔よりズレてない…?」

「あれ?歯並び、昔よりズレてない…?」

最近、前歯がズレてきた」「昔より歯並びが悪くなった気がする」──このような変化に気づいた方も多いのではないでしょうか。歯並びは加齢や生活習慣、治療歴など様々な要因で変化します。今回は、大人になってから歯並びが悪くなる主な原因と、その対処法についてご紹介します。

大人になって歯並びが悪くなる理由

歯並びの変化によるリスク
歯並びが悪くなったと感じたらすべきこと
代表的な矯正治療の種類と特徴
よくある質問(FAQ)
まとめ

 

歯の構造と色味の関係(象牙質とエナメル質)

歯の構造と色味の関係(象牙質とエナメル質)

成人後も、歯や顎の状態は年齢とともに少しずつ変化していきます。

特に下の前歯は、加齢によって前方に倒れ込むように移動することがあります。

こうした変化により、若いころは整っていた歯並びが、徐々に乱れてくることがあります。

また、歯列を支える歯槽骨(しそうこつ)が薄くなると、歯の位置が不安定になり、歯並びに影響が出やすくなります。

歯の喪失や治療の影響

虫歯や歯周病などで歯を失った場合、空いたスペースを埋めるように隣の歯が動いてくることがあります。

これにより、噛み合わせや歯並びのバランスが崩れ、他の歯まで傾いたり回転したりすることがあります。

また、過去の詰め物・被せ物・ブリッジなどの補綴治療が、長期的に見ると噛み合わせにズレを生じさせることもあります。治療後も定期的なチェックが重要です。

噛みグセや生活習慣

日常生活の癖も歯並びに影響します。例えば、片側でばかり噛む、頬杖をつく、寝るときに片側を下にする癖がある、

舌で前歯を押すといった行為は、長期間続くと歯の移動を引き起こす可能性があります。

このような癖は無意識のうちに行っていることが多く、本人が気づいていないことも珍しくありません。

 

歯並びの変化によるリスク

見た目の問題

歯並びの悪化は、見た目の印象にも影響します。

前歯が重なったり、すき間ができたりすると、笑ったときや話すときに口元が気になり、自信を失ってしまう方もいます。

また、写真やビデオに写った自分の歯並びに違和感を覚えることも多く、気づかぬうちにコンプレックスを感じているケースもあります。

これらを日常的に摂取していると、歯の表面にステインが沈着し、黄ばみが進行しやすくなります。

咀嚼や発音への影響

噛み合わせのバランスが崩れると、食べ物をうまく噛みきれなかったり、特定の音が発音しづらくなることがあります。

特に前歯のズレが大きい場合、「サ行」や「タ行」などの音に影響を及ぼすこともあります。

虫歯・歯周病のリスク増加

歯並びが乱れると、歯ブラシが届きにくい場所が増え、プラーク(歯垢)がたまりやすくなります。

その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まり、悪循環に陥ることがあります。

歯並びの改善は、見た目だけでなく口腔内の清潔さを保つうえでも重要です。

 

歯並びが悪くなったと感じたらすべきこと

まずは歯科での診察を受ける

歯並びが気になり始めたら、まずは歯科医院での相談が第一歩です。

歯科医師による視診や口腔内のチェック、必要に応じてレントゲンや口腔内スキャンなどを行い、歯列・咬合の状態を確認します。

一見歯並びが乱れていないように見えても、咬み合わせにズレが生じているケースもあるため、自己判断せず専門家の診断が重要です。

治療の必要性と方針を確認する

診断結果に基づいて、治療が必要かどうかを判断します。

必ずしもすべてのケースで矯正治療が必要とは限りませんが、審美的な改善だけでなく、機能面での問題が見つかる場合もあります。

治療が必要な場合は、患者様のライフスタイルやご希望に応じて、適切な治療方法が提案されます。

当院の矯正歯科について

代表的な矯正治療の種類と特徴

マウスピース矯正

透明な素材で作られた取り外し可能な矯正装置を段階的に装着して、歯を移動させていく治療法です。

目立ちにくく、通勤・通学中でも気づかれにくいため、20〜30代の方を中心に人気があります。

食事や歯磨きの際には取り外せる点も大きな利点です。

ワイヤー矯正(ブラケット矯正)

歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着し、ワイヤーで歯を引っ張ることで歯列を整える方法です。

幅広い症例に対応でき、歯の移動量が大きいケースや複雑な歯列不正にも有効です。

装置が目立ちやすいデメリットはありますが、確実な治療効果が期待できます。

部分矯正

前歯だけ、一部の歯並びだけを整えたい場合に行う矯正です。

装置の範囲が限られているため、比較的短期間で治療が終了することもあります。

軽度のズレや見た目の改善を目的としたケースに適しています。

Q. 昔は歯並びが良かったのに、前歯が重なってきたのはなぜですか?

A.下の前歯が少しずつ内側に倒れ込むように動いてくることがあるためです。

加齢による自然な変化や、片側噛み・舌のクセなども影響しま

 


Q. 歯並びが悪くなったまま放置すると、どんな問題がありますか?

A. 見た目の変化だけでなく、虫歯や歯周病のリスクが高まったり、噛み合わせや発音に影響が出る場合もあります。

早めの対応が口腔内の健康維持につながります。


Q. 矯正は痛みがありますか?

A.痛みの感じ方には個人差がありますが、装置の調整直後などに一時的な違和感を感じることがあります。

通常は数日で慣れてくることが多いです。


まとめ

歯並びの変化は誰にでも起こり得るものです。「昔は気にならなかったのに…」と感じた時点で、早めに歯科医院を受診し、状態を確認してもらうことが大切です。

見た目の改善だけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながることがあります。治療法にはさまざまな選択肢がありますので、不安な点や気になることがあれば、気軽に相談してみましょう。

当院では、初診カウンセリングも行っております。お気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

医療法人和合会いまだ歯科医院 理事長 今田 奨

当院では初診のカウンセリングを大切にしています。患者さまが治療に対して不安を抱えている場合は、しっかりとお話を伺い、安心して治療に臨んでいただけるようサポートしています。お困りの方はお気軽にご相談ください。

【経歴】
平成9年3月 愛知学院大学歯学部歯学科卒業
第90回歯科医師国家試験合格
5月 愛知学院大学歯学部附属病院臨床研修医
愛知学院大学歯学部歯科保存学第三講座(現在歯周病科)専攻生
平成10年4月 愛知学院大学歯学部歯科保存学第三講座非常勤助手
平成27年10月 愛知学院大学助教

当院の診療についてはこちら

いまだ歯科医院

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